こんにちは!わだちの犬飼です!
先日お客様からSOSのお電話がありました。
「いきなりエンジンからオーディオが聴けないくらいすごい音が出て、困っています。今から持っていっても大丈夫ですか?」
エンジンから異音!整備士だといろんな原因がグルグルと頭の中で駆けまわります。「ベルト鳴き?でもオーディオが聞こえないほどでは無いし、ベルトが切れて補機類の何かが壊れた音?それだと修理が高くつくかも・・・エンジン内部からの音ならば最悪のパターン。」
しばらくしてお客様がご来店!当店に入って来た瞬間、音を聞いて原因はすぐに分かりました。
そう、この勇ましい音は排気漏れです。

車をリフトアップしてみると、ちょっと穴が開いている程度ではありませんでした。ポッキリとマフラーが折れてしまっています^_^;
いきなりここまで折れてしまうことは考えづらいので、きっと長年の経年劣化で少しずつ穴が開いて、首の皮一枚になったところに衝撃が加わって折れてしまったのでしょう。
さて、修理の方法ですが
- ①溶接でくっつける
- ②お安く中古マフラーに交換する
- ③新品マフラーに交換する
などなど予算に合わせて方法を選ぶことができます。お客様と相談した結果、完璧な修理を望まれるとのことで、新品に交換する運びとなりました!部品お取り寄せの為、当店の代車をお出ししてお客様は一旦帰宅。
そして数日後・・・

新品マフラー到着!
もう古いマフラーは外れていますが、やはり輝きが違いますね!

サクッと車体に取り付け、マフラー交換は完了です!もちろんガスケットは全て新品に交換してあります。
ところがこのタント 、これだけでは終わりませんでした( ̄▽ ̄;)
入庫日に折れたマフラーの確認をしつつ、下廻りをざっと眺めていると・・・

なんだか怪しいグリス漏れが・・・

ここの部分、ドライブシャフトブーツからグリスが出て来ています。ブーツに亀裂が入ってグリスが漏れ出しているのでしょう、このままでは裂けるのも時間の問題なので、こちらもお客様と相談し、追加で作業をさせて頂くことになりました!

こちらの作業はグリスとの戦いになるので、作業中の写真はございませんm(__)m
破れる前に交換することで、ドライブシャフト自体を保護することもできますね!
予防整備の観点からも、古いor過走行の車は車検以外でも定期的に点検することが大切だと改めて実感しました。