こんにちは!わだちの犬飼です。
もう夏も終わりですかね?なんだか朝晩は半袖では肌寒いくらいですし、日中の蒸し暑さもなくなりましたね!今年は梅雨が長かったせいか、夏が短かった気がします・・・
さて今日はコペン数台とプリウスの車検を行いましたのでご紹介です!

先月は車検を行った車が全てコペンと輸入車だったので、たまに一般的な車を触るとなんだか安心します笑
ハイブリッド車なので整備するのに抵抗感がある方もいるかもしれませんが、私はトヨタ系ディーラー出身なので、逆にハイブリッドの方が馴染み深かったりします。
通常の車と同様の点検の他、ハイブリッド独特の点検もあるのでそこもチェック!具体的には診断機でのコンピューター診断の他、よくある不具合としてハイブリッドバッテリーの冷却用のファンの手前についているフィルターが目詰まりを起こして、冷却不良によるチェックランプ点灯が起こるので、ここのフィルターも掃除しておきます。

ブレーキ廻りの点検。トヨタのハイブリッド車の良いところは燃費だけではないのです!回生ブレーキと言って減速時のエネルギーを利用して発電しているので、ブレーキパッドの減りが通常の車と比べてとても遅いです。このプリウスも6万キロ走ってまだ7mm近くパッドが残っています。
車重の軽いハイブリッドのアクアなどはおそらく20万キロ近くパッドは持つかと思います!
車検作業の合間にコペンのお客様ご来店。ストップランプの球切れでご入庫です。
コペンはテールレンズを取り外して電球交換作業をするのですが、このテールレンズがなかなか曲者でクリップが硬く中々取り外せません。当店では特殊工具を駆使して慎重にテールレンズを取り外します!そして十中八九このクリップが割れてしまうので、新品クリップも在庫をしております。
続いてもコペンのお客様ご来店。近くまでドライブにきたがちょうど良く?近くにいる時に屋根が閉まらなくなってしまったので寄っていただきました。

過ごしやすい天気ですので気持ちよく爽快オープンドライブの道中でいきなり屋根が閉まらなくなると焦ります・・・(^◇^;)脳裏に過るのは高額な修理費用ですが、今回は軽症でした!
基本的によく壊れる油圧ポンプ系統の不具合の場合、徐々に悪くなっていくケースが多いです。今回の様にいきなり動かなくなるケースは電気系統の不具合が多いと思います。
点検してみると、スイッチを押してもうんともすんとも言わないだけでなく、アクティブトップ のランプが点滅しています。これはアクティブトップの作動条件不一致の際に車両が警告している証拠ですので、たくさんある作動条件の何か1つを満たしていない事になります。
診断機を繋いでECUデータモニターを見ながら入力されている信号を1つ1つ確認してみると、おかしな箇所を発見!
パーキンブレーキを引いていないとアクティブトップ は作動しないのですが、その信号がECUに入力されていませんでした。メーター内のブレーキ警告灯は点灯しているので分かりにくかったのですが、スイッチ本体と言うよりも途中の配線がどこかおかしい様です。
ひとまず大事には至らなかったのでお客様も一安心。ご自身で色々といじれる方なので、今回は原因究明だけとなりました。
アクティブトップ機構は機械的にも電気的にも複雑な制御なので、作動に対する理解と経験、診断機などの設備が揃って初めて直せます。コペンの1番の魅力ですが直すのは一苦労です(^◇^;)
ではでは!
動画で油圧ポンプ完全攻略!?アクティブトップの油圧作動、詳しく解説!を拝見しました。
是非わだちさんに修理依頼したいのですが、その後の進捗はいかがでしょうか?
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コメントありがとうございます。その後いろいろな修理プランがご用意できる状態になりましたので、一度点検にご来店いただければと思います。
よろしくお願い申し上げます。
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