こんにちは!わだちの犬飼です。
段々と春の足音が聞こえてまいりました。当店のあります千葉県睦沢町は梅が特産でもあるので町内各地に梅の木がございまして、各地の梅の花も咲き始めています!
さて本日は日常の様子をご紹介です。

2基のリフトにフロントバンパーの外れたコペンが上がっているのがわだちの日常風景。何かと整備の過程でフロントバンパーを外すことが多いので、この姿になっていることがほとんどでもあります。
手前のシルバーのコペンはタービンやラジエーター、ウォーターポンプなどの水回り関連の整備中です。

タービン交換はエンジンを降さなくても実施できるのですが、例の如く作業スペースは狭いので工具選びに工夫が必要です。

今回はリビルトタービンを導入します!
奥の白いコペンは車検と一緒にエンジンOH。特段調子の悪いエンジンでは無いのですが、エンジンオイル消費が激しく1500km走行で1リットルほど消費してしまうそうです。
エンジンオイル消費はオイルが減ってしまう事自体も問題なのですが、何より燃焼室内の状態がオイルの燃えカスで悪くなるので、騙し騙し乗るよりも思い切った整備が吉です。

今回はエンジンオイルのスラッジがピストンのオイルリング(上から3番目のリング)の動きを妨げたことによるオイル上がりがオイル消費の原因でした。オイルリングはその名の通りシリンダ内部を潤滑したエンジンオイルを掻き落とす役割がありますので、このオイルリングが役割を果たさないとオイル上がりを起こしてしまいます。


ちなみにこの黒い粒々やシリンダーヘッドのバルブに付着している汚れがエンジンオイルの燃えカスになります。この燃えカスが悪さをして異常燃焼が発生してバルブが溶けて圧縮不良になったりすることもあるので要注意です!
少し費用はかかってしまいますが、ここまで分解してオイル消費を直すことでエンジンの寿命も伸びますので、オイル消費にお悩みの方はぜひご相談ください。