こんにちは!わだちの犬飼です。
今回は水漏れ(エンジン冷却水漏れ)修理を立て続けに行っていますのでそのご紹介です!

まずはコペンさん。当店のリフレッシュプランの一つでもあるノーマルプランを実施予定だったのですが、急遽水漏れが発生してしまったので緊急入院!

少し置いていただけでもこれだけ漏れ出しています。かなり重症ですね・・・
どこから漏れているのかと言いますと・・・

赤い冷却水がエンジンを伝っているのがわかるかと思います。こちらウォーターポンプと呼ばれる冷却水を各部へ送っているポンプの部分から漏れてしまっています。
ノーマルプランはエンジンを降ろしますのでまずはサクッと降ろして全容を見てみます。



このベルトが2本かかっているプーリーの奥が問題のウォーターポンプです。わかりにくいのでプーリーを取り外してみます。

どうやらウォーターポンプ下部の穴から凄い勢いで漏れ出しております。こちらポンプの軸部分のエア抜き穴でして、少量の冷却水漏れは異常ではないのですが、明らかに少量とは言えない量が出ておりますので、内部がおかしくなってしまっているようです。手でポンプを回してみるといつもよりも回転に抵抗がありますので、軸部分に何か問題がありそうですね。
ひとまず他の作業もあるので単体の分解は時間ができたらやってみることにします。

続いてはボルボV70の水漏れ修理。当店コペン屋さんではありますがもちろんの車種も修理できますよ!特に輸入車は近隣に作業可能な店舗が少ないので、比較的多く入庫します。
今回はラジエーターから水漏れ発生の為、社外の新品ラジエーターへ交換。

物の良し悪しは置いておいて、今は輸入車もサードパーティー製の社外部品が安く手に入るようになりましたので、保有コストもかなり下がっているかと思います。
部品によって社外を使うべきか純正を使うべきかの見極めは重要です。
故障頻度を考えると国産車よりは流石にコストはかかりますが、部品代自体はそこまで法外ではないかと。

このボルボは下から抜き取る形でラジエーターを取り外します。目の前に見えているのはラジエーターではなくインタークーラーです。巨大なのでラジエーターのようですね。
来週はキャリィトラックの水漏れ修理も控えております。車齢が増しているクルマたちは夏場暑くなる前に冷却系統の総点検が重要ですね!
ではでは!