こんにちは!わだちの犬飼です。
気がついたら1ヶ月も更新が空いてしまいました・・・
3月は車検の繁忙期でもあり、バタバタしていて月日があっという間に過ぎてしまいました。
さて今回ご紹介するのはATF(オートマチックトランスミッション フルード)の交換についてです!
コペンのAT車にお乗りの方、気になっている方も多いかと思います。そもそもなぜATFを交換する必要があるのかというと・・・

こちら当店も取り扱いのある和光ケミカルさんのカタログより参照させていただいております。
汚れによる影響だけでなく、オイルそのものの性能低下にとって色々な不具合が起きる原因になります。
とはいうものの、巷では過走行の車のATFを交換するとATが壊れる等の悪い話を耳にすることもあるかと思います。
そんな車の整備に最適なのがこの『トルコン太郎』

実はあまり大々的に宣伝しておりませんでしたが当店にも常備しております。
通常のATFチェンジャーではオイルのレベルゲージ部分にチューブを刺してオイルを入れたり抜いたりしながら交換を行うのが一般的ですが、このトルコン太郎には『全自動クーラーラインモード』という機能があり、ATFのオイルクーラー配管に割り込む形で装着することによって、圧送しながらATF交換することができます。
この機能の利点はトルコン太郎本体のフィルターを通しながら交換作業ができるので、ATF中のスラッジや鉄粉などの除去ができること、レベルゲージでの交換ではオイルパン下部に蓄積していたスラッジ等を巻き上げてしまい、不具合の原因を作り出してしまうリスクを最小限に抑えることができる点にあると思います。
先述の『過走行車はATF交換しない方が良い』というのはここに理由があります。
ですのでトルコン太郎をうまく活用すれば過走行車でもATF交換ができて、高価なAT本体の寿命を延ばすことができるのです!
では実際に走行距離18万キロのコペンでの交換作業をご紹介します。

こんな感じに車両下部からオイルクーラーラインに接続します。

交換し始めのオイルの様子です。黒々としているのがわかるかと思います。18万キロ走行ですが何回か交換されているようでした。

交換後、クリーニングも済むとこんなにも綺麗になりました。

こちらが親油の色ですので、比較しても遜色ないのがわかるかと思います。
ちなみに使用しているオイルはワコーズのATFタイプIIIという全合成油です。

ワコーズさんにはもっと良い高性能なATFもありますが、コペンの4速ATにはオーバースペック気味ですので、このオイルが最適かと思います。
1リットル1,900円(税別)となります。
交換工賃はコペンの場合8,000円(税別)となりまして、総額は汚れ状況によって使用するオイル量が変動しますので、状況次第となります。
今回は過去に交換歴があったのでそのまま交換のみを実施しましたが、交換歴がない場合や完璧にリフレッシュしたい場合はATのオイルパンを取り外して溜まったスラッジ等を除去し、ストレーナーも清掃してから圧送作業を開始するとより効果的かと思います。
頻繁にATFを交換している場合は通常通りレベルゲージからの交換でも問題ないので、その場合はお安く(工賃4,000円オイル代別)で実施可能です!
気になる方ぜひお試しください!