エンジン整備、日々研究!

まずは前回のエンジン整備のコペンの続きから!

今回はエンジンだけでなくATの方もリビルト品に交換。コペンのATは比較的丈夫なので本体の不具合は少ない傾向にありますが、こちらもエンジンを降ろした時でないと交換できないので、ご予算に合わせて同時に作業するのがお勧めです。今回は不具合でなく予防整備で交換。

ちなみに、ATが壊れたかも!と思ってもAT本体以外の不具合のケースが多いので、まずはしっかりと診断することが大切です。安易にAT本体を交換しても直らないケースも多々・・

ちらっとみえるエンジンマウントも同時交換お勧めな部品の一つ。今写っているマウントは車上でも作業しやすいのですが、裏側の一番ごっついマウントはエンジンを半脱着しないと交換できない位置にあるので、降ろしたついでに作業必須です。

タービンもリフレッシュ。ターボ車はエンジンとタービン両方がしっかりと機能して初めて満足のいく走りができますので、こちらも同時にリフレッシュすることをお勧めします!

この後車両にエンジンミッションを戻して作業完了です!

エンジン降ろしなどの重整備だけでなく、オイル交換などの日々のメンテナンスも大歓迎です。こちらはLA400コペンのオイル交換。

エレメント交換がない場合は上抜き作業でサクッとスピーディに交換します。

仮にリフトが埋まってしまっていても作業できるので、重宝しております。

こちら880コペンの補機ベルト交換。880コペンの補機ベルトは昔ながらの3本ベルトで全て定期的に調整が必要な構造になっています。

ですので日々のメンテナンスが重要で、劣化している場合は早めの交換が必要です。

ベルトが切れてしまうと走行不能になるケースもありますので要注意です。しかし全てのベルトを交換するにはフロントバンパーを取り外す必要があったり、スペースが狭かったりと多車種のベルト交換に比べると中々手間のかかる作業でもあります。

話はエンジン降ろしに戻って冒頭の車両とは別のコペンの作業になります。こちらはエンジンのリフレッシュ+ATからMT化の作業を行います。

ATからMTに変更するにあたっての作業は多岐にわたります。今見えているトランスミッションをMTに交換してはい終わり!ではなく、配線の変更なども必要になります。

配線だけでなくクラッチのケーブルも増設。ATの場合は通す穴も空いていないので、穴を開けてワイヤーを通します。

もちろんペダルも3ペダルに交換。クラッチペダルを増設するのではなく丸ごとごそっと交換になります。

こちらはエンジンの作業中。分解清掃は終わり調整や組み付けの段階です。

新品エンジンが手に入りにくくなっている昨今、日々整備のやり方や精度を向上させてより良い作業ができるように研究中です。

もう少ししたら一つのメニューとしてよりワンランク上のエンジンメンテナンスもご提案できるようになると思いますので、今しばらくお待ちください!

具体的には新品エンジンと我々のしっかりプランのエンジンとの差を埋めるメニューになります。運転フィーリングで例えると、新品エンジンの場合ターボの効き始める前のエンジン回転が2000〜2700回転での領域のふっと少しだけ背中を押されるようなトルク感を整備済みエンジンでも実現できるように研究中です。ターボが効き始める領域や高回転はどちらのエンジンもほぼ同じ水準に達していますので残る改善余地は低回転域になります。

費用は新品エンジン並みになってしまうことが予想されますが、現在の1年待ちの状況やいざ手に入らなくなってしまった時のことを考え、今から準備しておこうと思っている次第です。

最後は超音波洗浄で新品のように生まれ変わったヘッドカバーで閉めたいと思います!

順調に進めば明日には車両にエンジンを戻せるかと思いますが、焦らず確実に作業は進めていきたいところです。

ではでは!

作成者: wadachi1201

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