こんにちは!わだちの犬飼です。
本日1発目はこぺん電動オープン機構、アクティブトップの修理のご紹介です。
ご好評いただいております当社オリジナルリビルト油圧ポンプですが、おかげさまで400台以上の施工及び単体販売をさせていただいております。

コペンのアクティブトップの不具合というと大抵はこの油圧ポンプの不良であることがほとんどなのですが、ごく稀に他の部分の故障もおこります。今回はそんなレアケースのご紹介です。
リビルト油圧ポンプへの交換ご希望でご来店いただきました。動作確認してみるとポンプの作動音はするがトランクが一向に動き出さないので、典型的な油圧ポンプ不良の症状と同じでしたが、ポンプ本体を見てみると、リザーブタンク内に作動油が全く入っておりません・・・
これはどこかからオイル漏れをしてしまっているようです。シリンダ周りを点検すると・・・

トランク開閉用のシリンダから作動油が漏れています。ちょうどホースとシリンダの付け根から漏れてしまっているので、動作をさせると1回で作動油が抜け切ってしまいました。

お客様にご説明をして、今回は油圧シリンダーの方も交換させていただきました。中古品にはなりますが、シリンダーも在庫ございます。油圧シリンダーが漏れてしまうケースはかなり稀ですので、ひとまず中古品でも問題ないかと思います。

シリンダーを交換しても動作は遅い状況でしたので、予定通り油圧ポンプ本体も交換させていただきました。
これで動作バッチリです!

こちら別の油圧ポンプ交換のお客様ですが、油圧ポンプ交換とは別にエアコンガスの点検のご用命もいただきました。
今回はクリーニングではなく、ご予算の都合で安価に補充のみを実施。少し足してあげるだけでもエアコンの効きは良くなります。

話は変わってこちらはマフラー交換中の1枚。マフラー交換といえばカスタムで社外マフラーに替えるイメージがあるかと思いますが、今回は純正→純正への交換です。
コペンの純正マフラーは鉄製でして、年数も経っていますので折れてしまうケースが多いです。マフラーは内側からも腐食するので判断が難しのですが、外見で錆びている物は間違いなくダメージが入っていますので、早めの交換がオススメです。
純正マフラーも径はまあまあ太く、音もいい音がしますので純正へ再び交換される方も多いです。当店では純正及びオススメ社外マフラーも常時在庫しております!

マフラーを外したついでに下回りの小さびに転換剤を吹き付けます。
表面が錆びている状態で処理をしておけば腐りまでは発展しにくくなりますので、早めの対処が良いです。
この時に黒く塗装してしまいがちなのですが、そうすると錆の進行を目視しにくくなるので、当店ではクリア塗装を心がけております。

純正の補強バーも塗装。こちらは元々黒塗装仕上げですのでシャシブラックで仕上げます。
マフラーも新品で補強バーも黒々としていていい感じです!(写真取り忘れました・・・)


続いては中古車のご納車整備。より完璧な状態での乗り出しを希望のお客様向けにフルメンテナンス済みの車両も販売しております。
今回はエンジンオーバーホール+ATミッションリフレッシュをしてからのお渡し予定ですので、まずはエンジンを下ろしております。
ちらっと写っている通りアルティメットEDのコペンですので、足回りもリフレッシュしたいところ。ビルシュタインサスは走行距離が増えると性能が低下するだけでなく、各部ガタが出て異音の原因にもなりますのでこだわっている方は早めのリフレッシュがオススメです。
当店ではビルシュタイン正規店にオーバーホールしてもらった純正ビルシュタインサスを常時在庫しております!こちらのコペンも今回のご納車整備でOH済みビル足に交換予定です。

話は飛んでまた輸入車の整備。今回はBMW640の車高調取り付け。

フロントサスは比較的容易に取り外せましたが、リアは少し苦戦しました。


車高調整後は各種調整も忘れずに。

続いては先日ご入庫いただいた10万キロメンテの車両の作業。
前周りを分解してラジエーターやオイル漏れの見られたエアコンのコンプレッサーを交換します。

こちらは交換ずみのクラッチワイヤー。
ワイヤーが錆びてしまって操作性がかなり悪くなっておりましたので、交換させていただきました。

狭いスペースに手を突っ込んで行なっているのがウォーターポンプの交換作業。先にご紹介したラジエーターと相まってこれで水廻りはバッチリの状態です。コペンのJBエンジンは熱を持ちやすいので水廻りのケアは重要です。何か一つでも不具合があるとすぐにオーバーヒートしてしまってエンジンがオシャカに・・・
まだまだ暑い日は続きますので早めのメンテが重要です。

最後は前回ご紹介したMT化中のコペンの作業。
MTですのでエンジンにクラッチを取り付けております。もちろんクラッチ周りの消耗品は新品です。この後当店でオーバーホールしたトランスミッションと合体させてからフレームに乗せて車両とドッキング。
各部配線やホース類を接続する流れとなります。

いきなり画像は搭載完了後に。
オーバーホール済みのピカピカのエンジンが乗っかりました。これでMT化と相まって元気に走ってくれることでしょう!

もちろんラジエーター等の水廻りもリフレッシュ。ATとMTでラジエーターが異なるということもあるのですが、ラジエーターに不安を抱えたままですと万が一の時にせっかくオーバーホールしたエンジンが・・・
基本的には同時にリフレッシュをオススメしております。

最後は底に見えるMT本体。こちらもオーバーホールの際に塗装して仕上げていますのでピカピカです。
作業は完了しましたのであとは書類部門のみとなります。
コペンのMT化は構造変更ではなく記載変更といった手続きになりますので、車検の取り直しは必要ありません。車検満了日に関係なく作業実施できますのでお気軽にお問い合わせください!
ではでは!
