こんにちは!わだちの犬飼です。
現在メインの工場ではエンジン降ろし作業を同時に進行中です!
今まではエンジン脱着を伴う重整備となるとご予約が埋まっていて半年ほどお待ちいただく事が多かったのですが、工場やメカニックを増やしましたので、比較的短期間でご案内可能な状況になっております。
お気軽にお問い合わせください!


奥の赤いコペンさんは新品エンジンへの載せ替え作業を行なっております。

こちらが搭載予定の新品エンジン。ピッカピカです。
ご予算が許すのであればメーカーが作ってくれるうちに新品へ換装するのが一番間違いないかと思います。

今回はエンジン本体だけでなく補器類も新品を使用。
当店では補器類に関してはよくリビルト品を使用するケースが多いのですが、今回はより完璧を求めて新品をチョイス。

オルタネーターやタービン、エアコンのコンプレッサーも新品を使用します。
ちなみにエアコンのコンプレッサーを新品で注文すると、ASSYではなくマグネットクラッチ部分と本体とで分かれて届きます。

マグネットクラッチはクリアランスの調整をする必要がありますので、測定しながら調整して組み付けました。

余談ですがご入庫前に赤足に交換されていましたが残念ながらフロントのアッパーマウントの向きが間違えて組み付けられていました。
今回は単体の向きもさることながら、左右も間違えておりましたので、エンジン作業とは別にサスペンションの組み直しも必要になります。
ここはよく間違えやすいポイントですので要注意です。

続いて手前のマルーンコペンはMT化の作業中です。
2年前に当店でATコペンをご購入いただきましたが、2年間のうちにMT化を決意いただき今回ご依頼いただきました。
エンジンを降ろしたついでにどこまで追加で作業するのかによって費用は大きく異なりますが、昨今の相場的にはMTのコペンは球も少なく高騰しておりますので、今まで乗ってきたATコペンのボデイを使ってMTコペンとして乗り出す選択は良い選択かと思います。
画像は既にATからMTに入れ替えが終わったエンジンミッションです。MT化は本体の入れ替えだけでなく配線やペダル等作業する箇所が多岐にわたります。


当店では配線周りもできるだけ純正の雰囲気を残しつつ加工することを意識しており、メーターを見なければMT化されたと気がつかない仕上がりになります。
メーターだけは交換してしまうとメーター改ざん扱いになってしまう為、基本的にはATのメーターをそのまま使用しておりますが、ご要望に合わせてMTのメーターに交換することももちろん可能です。

最後は緊急でご来店のお客様。
トランクに荷物が入った状態でオープンしてしまい、挟み込んでしまって身動きが取れなくなってしまったとのこと。
挟み込んでしまうと皆さん焦ってしまってトランクの緊急解解錠ワイヤーを引いてトランクを開けてしまうケースが多いのですが、これをしてしまうとオープン動作の途中でトランクが開いてしまうことになり、コンピューターにエラーが入って身動きが取れなくなります。
挟み込んでしまった場合は焦らずにトランクは解錠せずにボタン操作で屋根をクローズしましょう。引っかかる場合は誰かにアシストしてもらいながら荷物を除去しつつ操作します。残念ながら挟み込むと屋根は凹んでしまう可能性が高いですが・・・
今回は上記エラーで身動きが取れなくなっていましたので、診断機でセンサーの状態を確認しつつひとつひとつセンサーを誤魔化しつつ動作を完了させて作業完了です。

挟み込まないためにも荷物を入れる際はトランク内のトノカバーを奥にやってから荷物も入れましょう!トノカバーがかかっていないとオープンできない仕組みになっていますので、安心です。
油圧ポンプの不具合以外のアクティブトップ修理も熟知しておりますので、お困りの方はぜひお問合せください!
ではでは!
