こんにちは!わだちの犬飼です。

こちらの白いコペンさん、エンジンの不調でご入庫です。
症状から察するに1発死んでしまっていて3気筒になっている状態です。

なんと走行距離38万キロ弱!
当店のお客様の中で一番多い走行距離になります。
点検した結果2番シリンダーの圧縮抜け。コペンで圧縮抜けといえばエキゾーストバルブの溶損が一番疑わしい故障です。内視鏡をスパークプラグの穴から差し込んで覗いてみると、予想通り損傷したバルブが見えましたのでエンジン分解確定です。

元々今回の不調の修理とは別にエンジンのリフレッシュもご用命いただいておりましたので、いつも通りサクッとエンジンをおろして点検を進めていきます。

エンジン内部はとても38万キロ走っているとは思えない状態。オイル管理をしっかりしていたことが伺えます。タイミングチェーンもほとんど伸びていませんでした。

不調の主原因であるバルブはこんな感じ。
溶けてしまうのでエンジン内部にダメージを与えるケースは少ないのですが、念の為よく点検します。

ピストンも走行距離の影響が出る部分ですのでしっかりと点検測定してダメージ具合をチェック。
こちらも全く問題のない数値でした。正直驚きです。
今回の作業はYouTubeにもアップ予定ですので、こちらのブログでは概要をさらっとお知らせいたします。詳しく知りたい方は後日アップ予定の動画をチェックしてみてください!
ではでは!
