こんにちは!わだちの犬飼です。
まずは前回の続き、MT化作業をしているコペンのご紹介です。

ご覧のようにエンジンはすでに車体にドッキング済で配管や配線も既に繋がっております。
残るはMT化に関係する細かな部分の仕上げです。

MT化ではペダルも交換になりますのでその作業を進めております。
コペンの足元周りは車高が低く狭いのも相まってやりにく作業の一つです。

シフト周りは既にMT化が完了しており、純正のMTコペンを全く同じ仕上がりとなっております。
この後試運転をしてひとまず作業は完了!お国からの書類が上がるのを待つのみです。

隣のリフトでも緑コペンが作業中です。こちらも既にエンジンが脱着済で当店のしっかりプランを実施中です。

すっからかんのエンジンルームも当店では見慣れた光景です。
肝心のエンジンはと言いますと・・・

エンジン単体作業小屋に移動されていてエンジン単体オーバーホール中でした。
この画像はシリンダーヘッドを仕上げているところです。ヘッドの仕上がりで組み上げ後のエンジンの調子の良さが大きく変わります!

エンジン小屋では並行して他のエンジンも作業中です。中古車コペンの商品化用に最近ではストック中古エンジンをOHすることで、自社リビルトエンジンを作成し、エンジンがダメな中古車の商品化の効率アップも図っています。

すり合わせも完了してシリンダーヘッドが仕上がりました!

腰下の方も組み上げて、シリンダーヘッドとドッキングしてエンジンを仕上げていきます。

MT化作業のコペンが試運転に移りましたので、空いたリフトに次のエンジン作業のコペンがピットイン。ひとまずサクッとエンジンを降ろします。

コペンのエンジンは丈夫ですので、本体が壊れてしまうことは少なく、大体のコペンはリフレッシュの為にエンジンを降ろすケースが多いのですが、今回のコペンはヘッドとブロックの隙間から冷却水が漏れ出してしまっているので、その修理でエンジンを降ろしました。

この不具合はヘッドとブロックを清掃してガスケットを交換すれば修理可能ですが、エンジンのオイル消費も進んでいるようでしたので、この機会にオーバーホールするかどうか、これからお客様と相談して決めていきたいと思います。
ではでは!
