高速走行中に水温が上がる原因は?

こんにちは!わだちの犬飼です。

今回ご紹介するのは題名の通り高速道路を走行すると水温がバーっと上がってしまってしまうコペンの点検と車検のご用命になります。

ご来店いただいてまずは点検。

水温があがってしまう原因は色々と考えられますが、ラジエーター等の水回りは近々で整備されているようですので、他に原因がありそうです。

走行距離も17万キロになりますので、真っ先に疑われるのがヘッドガスケットの抜けになります。

コペンのJBエンジンはヘッドガスケットが抜けやすいエンジンでもあるので要注意です。ヘッドガスケット抜けの点検方法は色々とありますが、今回はファイバースコープを使った点検を行います。

イグニッションコイルやスパークプラグを取り外してエンジン内部を除きます。

ヘッドガスケットが抜けて水温が上がるメカニズムとしては、ヘッドガスケットが抜けてしまうとヘッドガスケットから冷却水が燃焼室側に漏れ出してしまってガソリンと一緒に燃えてしまいます。

冷却水はラジエーターキャップによって加圧することで沸点を上げてオーバーヒートを防いでいるのですが、燃焼室側に漏れ出したりするとその圧力が下がってしまったり、物理的に冷却水が減ってしまいますので、その影響で水温が上がり、ひどい時はオーバーヒートしてしまいます。

ヘッドガスケットが抜けて加圧された冷却水が漏れ出すと、スチーム噴射のように燃焼室に冷却水が噴射しますので、ピストンの頭のカーボン汚れが一部綺麗になって映るので抜けのチェックになります。

今回のコペンも一番シリンダーのピストンヘッドが一部綺麗になっていて、他のシリンダーは真っ黒でしたので、残念ながら一番シリンダーから冷却水が抜けてしまっているようです。

今回は走行距離も多いエンジンでしたので、単にヘッドガスケット交換だけでなく当店のしっかりプランを行なっていただく形になりました。

そのコペンを点検している中、後ろでスタンバイしているのは当店のレンタカーたちです。

ブログで紹介する機会は少ないのですが、ちょいちょい活躍してくれています。

今回はCVTセロと880MTの乗り比べをご利用いただきました。

話は変わって別のコペン、こちらも最近人気の下回り防錆処理メニューのご紹介。

下回りのメニューはしっかりプランとお手軽プランの2種類に分かれていて、しっかりプランは補強バーやマフラーを取り外してそれぞれをしっかりと塗装します。

お手軽プランは補強バーやマフラーを外さずにボディのみを塗装します。

今回はしっかりプランをご希望でしたのでマフラーを取り外すのですが、マフラー自体の状態が悪く、再溶接されていたりパテ盛りされていたりとこのままでは長く持たない状況でしたので、マフラーは純正新品に交換させていただきました。

こちらが純正新品マフラー。耐熱クリア塗装して取り付けいたします。

純正マフラーでしたら常時ストックしておりますので、こういった不測の事態にもある程度対応可能です。

補強バーも別体で塗装して仕上げます。

表面にうっすらと錆が浮いている程度であれば当店の錆対策メニューで対応可能ですので、処置をしておけば車体の保護には有効です。

表面ではなく深いところまで錆びてしまっている場合は塗装では対応できない場合もございますので、その際は外科手術が必要だったりもします。

長く乗る為には車体の錆対策が重要ですので、わだちとしては一番重要視している部分になります。

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作成者: wadachi1201

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