ついに!L880Kコペンのアクティブトップ、油圧ポンプの単体修理、リビルト品販売開始します!

2022年2月4日追記

リビルトポンプ専用ページ開設しました!

https://wadachi.hp.peraichi.com/pomp

作業依頼及び単体の通販はこちらからお願いします!

・はじめに

こんにちは!わだちの犬飼です。

おかげさまで忙しい日々を送っておりますが、わだちと言えばアクティブトップ 、コペンの電動オープンの修理を得意としておりまして、個人のお客様はもちろんのこと、業者様からも多くのご依頼をいただいております。

現在の当店のコペンのアクティブトップ修理としてはLA400(現行コペン)ユニットの移植作業を中心に行っています。

そんな中、L880K油圧ポンプ単体のオーバーホール、リビルト品作成の研究が大詰めを迎えておりまして、100%の動作速度で安定して作動する状態まで修理ができるようになりました!

長いですがお付き合いよろしくお願い申し上げます。

Youtubeにまとめましたのでこちらもご覧ください!

リビルトポンプ完成までの道のり

当店(私の)開店当初からの長年の目標であったL880K油圧ポンプのリビルト品、オーバーホールがついに実現できつつあります!

全てはお客様のご協力があってこそです。la400kユニットの移植作業を行うと、必然的に壊れた880ユニットが手に入ります。既に30台近く移植を行っていますので、壊れたポンプがこの数だけあるわけです。これを分解して研究し、新品のポンプと比較することで不具合部位の発見に至りました。

これだけ数があるので他店舗様ではできないような調査(ポンプを真っ二つに切断して点検)も実施する事ができました。

先日ブログでご紹介してから実験的な修理の治験を実施し、その中でお客様にご協力いただいて更に修理作業のブラッシュアップを行い、不完全だった部分を改良し今に至ります。

作業としては油圧ポンプ単体を分解して各部を点検し、不具合箇所を修理して組み立てます。

参考までに当店リビルトポンプを装着したコペンの開閉動画をご覧ください。

暖機後の状態でも(エンジン始動直後の方がアイドリング回転数が高いので、発電電圧が高く、モーターの回転速度速いのでルーフの速度も速くなります。)20秒以内で動作が完結しております。

また不具合箇所の傾向からルーフが問題なく作動している、現状壊れていないお客様に対しても、油圧ポンプを長持ちさせるメンテナンスのご提案もできるかと思います。

現在治験のご協力をいただいているお客様に装着して様子を見ていますが、今のところ経過良好です。

今年一杯問題なく作動するようでしたら、年明け早々に新メニューとして打ち出す予定となっております。

知っている方もいらっしゃるかもしれませんが某海外にリビルトポンプを販売している業者さんもいらっしゃいますが、当店も何度か取引したことがあり、品質が安定していないのが悩みどころでもありました。

日に日に屋根が開かない、遅いコペンが増えていく中、1人のコペン乗りコペン好きとしてコペンは気軽にオープン走行が楽しめるのも大きな魅力の一つと感じておりますので、この単体修理は目標でもありました。

・実際の運用方法

運用としてはまずは故障箇所の診断をして、油圧ポンプ不良だった場合はこちらで既に修理したリビルト品油圧ポンプとの交換作業を予定しております。

ご来店いただいた際にお客様の油圧ポンプ単体をその場で修理することも技術的には可能ですが、故障箇所によってお時間が変動してしまい、待ち時間が確定できない為御迷惑をおかけしてしまう可能性がございます。

ポンプを付け替えるだけの場合は作業時間待ち時間(他に故障箇所がなければ5〜10分ほど)がかなり短縮されます。

どうしても現在車両についているの油圧ポンプ単体を修理して欲しい方(油圧ユニットのシリアル番号が変わってしまうのが嫌な方)は車両を1泊お預かりさせていただければ単体修理も実施いたしますが、費用はリビルト交換と同等といたします。

遠方のお客様向けに出張作業や単体の通信販売も検討中ですが、ひとまずは店頭での交換作業から始めたいと思います。

今回発表したL880Kユニット修理は油圧ポンプ単体修理のですので現在ご好評いただいているLA400ユニット移植よりも安価にオープン機能を復活させることができます。

LA400ユニット移植との比較

まずはこの修理とLA400ユニットの違いを簡単にご説明いたしますので、費用面と合わせて参考にしていただければと思います。

L880のリビルトor LA400移植、どちらにするかの判断材料としては

○LA400ユニット移植の長所

・新品尚且つ改良されている装置なので長い目での信頼性が高い(使用頻度にもよりますが15〜20年は油圧ユニットは問題なく作動します)

・油圧シリンダーごとの交換になりますので、シリンダートラブルも防止できる(件数は少ないですがシリンダーから油漏れもします、不具合確率は5%ほど)

×短所

・価格(部品代)が高い

・車両を若干加工するので作業時間が長い

・他店舗での診断や作業等の柔軟性が損なわれる

○L880Kユニット単体修理の長所

・LA400移植よりは安価

・リビルト油圧ポンプと交換するので来店時作業時間が短い(5~10分ほど)

×短所

・耐久性が現状未知数(耐用年数が不明、修理方法や故障の傾向から察するに、使用頻度に応じて5~10年は持つと思いますが、実際その期間を試したわけではないので未知数)

・シリンダーのトラブルに対応不可(こちらは別途当店在庫の中古シリンダーへの交換が可能)

両者一番大きな違いは信頼性の部分になるかと思います。

全てが新品部品のLA400ユニット移植の方が信頼性が高いのは当然ですが、880単体ユニット修理の方も不具合箇所は新品と同様の機能をするように修理いたしますので、そこの部分に関しましては信頼性は問題ないかと思います。

しかしながらリビルト品と言えども全ての部品が新品になるわけではないので、今後更に10年使用していく中で、予想もしなかった箇所が壊れる可能性は少なからずございます。

参考までに現在L880Kコペンは最終型でもうすぐ10年落ちとなりますが、ほぼ毎日オープン走行している方の場合、10年落ち5万キロ走行でも油圧ポンプが壊れてしまっています。

逆に初期型の20年落ちコペンでも問題なくオープンできる車両もございます。

ですので油圧ポンプの故障はオープン動作の使用頻度によって大きく左右されますので、新品でもハードに使い込むと10年5万キロで壊れてしまいます。

上記のようなハードな使用環境の下でリビルト品がどこまで持つのかどうか、合格点は人それぞれだとは思いますが、個人的には5年持てば合格なのでは?と思っております。新品ポンプは20万円しますので・・・

本当は5年耐久テストをしたいところですが、流石に開発にそこまで時間はかけられません。

ここの部分、LA400だとポンプ内部が改良されているのでハード環境下でも15年は持つのでは?と思っている次第です。

まとめますと

・今後10〜20年先もコペンでオープンドライブを楽しみたのならLA400移植

・とにかく出費を抑えたい方、ひとまず2、3年楽しめれば良いのならリビルトポンプ

こんな感じになるかと思います。

以上を踏まえた上で修理方法の検討をしていただければと思います。

L880Kリビルトポンプのお値段

最後に気になる価格ですが・・・

・当社リビルト油圧ポンプへの交換作業

税別70,000円

(店頭及び当店スタッフ出張作業の方のみ1年1万キロ走行製品保証付!)

こちらのお値段でご提供開始させていただければと思います。

ポンプ本体および診断作業工賃込みの費用となります。

リビルト品ですので外した油圧ポンプは当店引き取りとなります。

保証に関しまして1年間つけさせて頂いた理由としては

・四季が一周すれば少なからずオープン走行を多用する季節がやってくる事

・1年持たないようであれば修理したとは言えないと個人的に思っている事

・逆に1年もてばその先数年は問題ないだろうと判断できる事

等々が挙げられます

油圧ポンプ本体に問題があった場合は保証期間内に限り無償で再修理いたします。

保証判定は当店スタッフが実車を点検した場合のみ有効です。(アクティブトップシステムはかなり複雑で不具合は油圧ポンプ以外でも発生する可能性がある為)

この場合の不具合とはルーフの開閉速度が著しく遅くなったり、手で介助しないと開閉ができなくなってしまった場合を指します。

尚保証継承(他人に車両を譲った場合の保証の譲渡)等は不可としますのでご了承ください

先述の通りDIYで作業できる方や業者様向けに単体ユニットの販売も検討中です。(税別65,000円、送料込の予定)

こちらは故障原因の断定や交換作業の確実性が保証できませんので、製品の保証は無しの予定です。

リビルトですのでこちらも外した油圧ポンプの返却が必要となります。

参考までに新品LA400ユニット移植のお値段は、部品工賃消費税込みで193,600円となります。

価格に関しましてかなり悩みましたが、某オークションサイトで中古の完動品油圧ポンプが6万円前後でやりとりされている所を鑑みてこちらのお値段にさせて頂きました。

今後の当店のアクティブトップ修理メニューとしては、新品LA400ユニットの移植作業とL880Kリビルトポンプとの交換作業の2本立てでいきます。

中古LA400ユニット作業は部品の入手性の問題から、新規受付は終了いたします。

どちらを選択されるにせよ、一般的な正規ディーラーでの修理費用(だいたい40〜60万円)よりは安価に復活させられます。

治験の結果次第ですが、予定では来年1月半ばごろより提供開始となりますので、本日より先行予約を受付いたします。

ご希望の方はお電話、下記メールもしくは当店H Pお問い合わせフォームよりお問い合わせください!

0475-44-5509

wadachi@dg7.so-net.ne.jp

ではでは!

作成者: wadachi1201

皆さん初めまして!睦沢町のわだちです!車検や点検、中古車の販売を行ってきます!Twitterなどもやってますので是非フォローよろしくお願いします!SNSでしか公開しないお得な情報があるかも!?

2件のフィードバック

  1. 地元の自動車屋でアクティブトップの油圧のオイル入れ替えしてもらって 通常に戻ったと連絡が入ったので夕方受け取りに行ったらトランクの開閉が以前より遅くなってしまい 寒いと以前より遅くて途中で止まります LA400の移植お願いしたいのです 880 2002年車です

    いいね

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中