こんにちは!わだちの犬飼です。
本日は当店のコペンのお客様の中で一番走行距離の多い車両の整備を行いましたので、ご紹介いたします!

こちらのイエローのコペンさん、年末にもご入庫いただいて、その際にも軽くご紹介しましたので記憶にある方もいらっしゃるかと思います。
その走行距離は・・・

現在34万キロを突破したところです!
普通車でもこの距離まで走っている乗用車は珍しい中で、寿命が短めな軽自動車でこの距離はなかなかお目にかかれないかと思います。

年末に当店在庫の中古エンジンをオーバーホールして、そのエンジンと載せ替え作業を実施しましたので心臓部分は元気いっぱいです!
今回は足回りとブレーキ周りのリフレッシュでご入庫いただきました。その作業をご紹介する前にちょっとだけ長持ちの秘訣をご紹介。

下廻りの画像ですがかなり綺麗なのが見てわかるかと思います。そう錆がかなり少ないのです。私の個人的な意見ですが、エンジンやミッション、足廻りなんかは整備で如何程にも改善させられますが、ボディの状態、特に錆だけは長く維持する事を考えると大敵であって、一番重視しておかなければならない項目かと思います。
こちらのコペンはこれだけの走行距離にもかかわらず、ボディのコンディションが良いのでエンジン、ミッションをリフレッシュし、今回足回りも一新する事でこの先も長く元気に走り続けてくれる事でしょう!

話は今回の整備内容に戻ってまずはビフォーから。30万キロ走破したサスペンションとブレーキをリフレッシュします。今回サスペンションはショーワのスポーツサスペンションに、ブレーキはキャリパーをオーバーホールして、パッドとディスクローターは新品に交換します。
ブッシュ類は先日のエンジン作業の際に先行して交換してあったので、そのままです。

流石に純正サスペンションはだいぶくたびれていますね(見た目で判断できるものでもありませんが・・・)
ショーワさんのサスペンションはアッパーマウント(上側のボディにつく部分)等々は純正サスから移植する設計となっていますが、ここのベアリングはガタがでたりと傷み易いので、同時に新品に交換する事をお勧めしております。

いきなり飛んでアフターです。ブレーキ周りもピカピカになって安全にビシッと止まってくれる事でしょう。

キャリパーは分解して内部の汚れを除去した後にゴム部品の交換と耐熱のシルバー塗装を実施。中身だけでなく見た目もリフレッシュしてある方が気持ちが良いですね!
これでこの先10万キロは安心でしょう!
愛車に長く安心して乗るためのお手伝いをするために我々整備士がいますので、なんでもご相談ください!
ではでは!