
こんにちは!わだちの犬飼です。
一雨降って草木が動き出したわだち周辺の今日この頃です。
お店の前は一面田んぼなのですが、畦が少し緑色になってきました。もう少しすると田んぼに水が入ってカエルたちの大合唱が始まります。

まず初めは前回ご紹介したコペンのタイミングチェーン交換の続きです。今回は中古車販売のご納車整備の一環として実施しましたので最小限の単品交換で作業を進めます。


タイミングチェーンが伸びてしまっているとエンジンからジャラジャラと異音が出ることありますが、それだけでなくバルブタイミングがズレることでエンジンの調子も悪くなります。昨今の最新エンジンの様にバルブタイミング調整機能はついていないローテクなエンジンですので影響がすぐに出ますが、その分伸びている物を交換することで調子も良くなります。
タイミングチェーン交換にはフロントカバーとオイルパンを外して作業しますが、これを車上にエンジンが乗ったまま行うのはスペース的に困難ですのでエンジンを降ろして作業します。
本来ならエンジンオーバーホールも同時実施推奨です。

交換後エンジンを戻して作業完了、調子も良好です。

続いては車検整備中のコペンさん。

よくある足回りのゴム部品交換の他

今回は純正マフラーに腐食による穴が見られましたので純正新品マフラーに交換させていただきました。
純正マフラーは素の鉄で熱や排気ガス中の水分による劣化が激しいので、穴が空いたり折れたりしやすいです。
ご予算に応じて劣化したら社外マフラーに替えるのも良いかと思います。

今回はその他に補機ベルト交換なども実施させて頂きました。

リビルト油圧ポンプも引き続き施工しております!


続いても良くある不具合、サスペンションのアッパーマウントの向き間違え。コペンのサスペンションを交換した際にフロントのアッパーマウントの向きを間違えて取り付けてしまうケースが散見されます。
良くあるのは内外の間違えですが、今回は右左も間違えていたのでスプリングを分解して入れ替えました。
ここを間違えてしまうとアライメントが狂いますので走行に影響がでます。

入れ替えごはサイドステップテスターで保安基準範囲内かチェック。このあたりも新工場で導入した新機材でして重宝しております。

最後は商品化作業の様子をご紹介。基本的に錆のひどい腐食が進んでいる車体は商品にしないのですが、とは言え20年近く経過している車体ですので下廻りに小サビは出ているケースは多いです。
そんな時はこの錆転換スプレーを全面に塗布し錆の進行を止めます。
今後サビ対策メニューも充実させる予定でして近日アナウンス予定です!
長く乗り続けるためにはエンジンだけでなくボディーのケアも重要ですね。
ではでは!