こんにちは!わだちの犬飼です。最近は雨続きでスッキリしない天気が続いている千葉の空模様です。仕入れた中古車はたくさんあるのですが、天気が良くないと写真も撮れないのでなかなか売り出せない状況です・・・

さてそんな湿っぽい話題とは違い、快晴な画像は先日広島へアクティブトップの出張修理に向かっている最中の一コマ。アクアラインをMyコペンで爆走しておりますが、広島まではコペンで向かったわけではありません^^;
アクアラインを渡ってすぐの羽田空港から飛行機で向かいました。

仕事をサクッとこなし・・・

日帰りで千葉へと戻りました。
自動車業界的に広島といえばマツダが有名ですので空港には新型CX60が鎮座しておりました。
今までコロナ禍で色々な場所へ出張修理へ伺っておりましたが、やはり今回の出張が一番の人手といった印象。このまま日本経済も活気付いてくれると良いものです。

話はわだちの工場に戻って相変わらず風景でバンパーが外されたコペンが2台リフトアップされております。

こちらのシルバーのコペンはタービン交換です。
もう少し走りに力が欲しいとのことで、エンジン本体への整備は高価ですのでリビルトタービン交換+ブーストコントローラーによるブースト圧制御でパワーアップさせます。

狭いスペースの中で工具を駆使してタービンを摘出します。

左がこれから装着するリビルトタービンです。リビルト品もピンキリでしてあまりにも安い物は安いなりの理由がありますので、割り切って使う分には良いですが要注意です。
当店ではもちろん最高品質のリビルト品を使用しております。タービンに関しては新品という選択肢もありますので、選び方などはご相談いただければと思います。

タービンを装着して折り返し。また工具を駆使して取り付けていきます。

続いてはこちらの赤コペン。珍しいコペンSグレードになります。アルティメットEDが出るまでのスポーツグレードとして設定されていたグレードで、複筒式の専用サスペンションや補強、LSDなどが装備されております。
車検と一緒にエンジンやMTをしっかりとメンテナンスし一生の相棒として乗り続けられるコペンに仕上げます。

エンジンとミッションを車体から降ろし分離。クラッチはちょうど交換時期といった摩耗状況でした。

銀コペンのタービン交換とは違い、降りている状態ではタービンへのアクセスも容易ですのでサクッと取り外せます。エンジンOHの過程で補器類は全て取り外しますので、同時に作業依頼いただければ工賃無料で交換可能です。

エンジン単体になった状態でまずは荒く洗浄。この後もっと細かく分解して超音波洗浄機てさらに汚れを落としていきます。

トランスミッションも分解して各部消耗品を交換して仕上げます。

主な交換部品は各種オイルシールの他シフトフォークやシンクロナイザリング、ハブ、ベアリングなど多岐に渡りますがここまでやればコペンの持病でもあるギヤの入りにくさとは当分の間おさらばする事ができますので、エンジンの調子が良くてエンジンのOHまではしなくても、クラッチ交換と同時にMTのOHを実施することもオススメです。

最後はエンジン本体のバルブシートカットの様子。手前左がカット後で右がカット前になります。シートリングのバルブ噛み込み跡をきれいに修正してから仕上げます。
試作段階から実用段階に移行できましたので、こちらはメニュー化したいと思います。週明けはエンジン本体をさらに仕上げる予定です!
ではでは!